山行報告
▼最近の印象に残るガイド山行を書いてみたいと思います。▼
(ネタ切れの場合は居酒屋探訪報告も?!!)
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□山形 月山□
‥2016年4月‥
春の月山は山スキーが大人気ですが登山者もリフトを利用できるので便利です。
大快晴の一日で山頂からは鳥海山や蔵王も朝日連峰もすべて望めました。
スキーリフト終点からの月山 月山の大雪面
登山者もスキーヤーもスノーボーダーも続々と 急斜面手前で休憩
山頂小屋と月山神社 山頂からは独立峰の鳥海山がひときわ印象に残りました
□宮崎 大崩山群□
‥2015年10月‥
定番の大崩山群でのロッククライミングは連日の快晴で渓谷の紅葉も間近のようです。
五ヶ瀬川の秋の風物、川水流(かわずる)地区の鮎やな場も見学できました。
祝子川渓谷の硯岩と広タキ 硯岩の取り付きから見上げます
硯岩でのロッククライミングは眼前に広タキの絶景を眺めながら
比叡山一峰南面でのロッククライミングも快晴快適でした
川水流地区の柳生家の鮎やな場は江戸時代から300年つづく 柳生家第十四代当主 柳生信介氏
□丹波篠山 三尾山□
‥2014年7月‥
兵庫県丹波地方の低山ですが、高速道路などからの鋭鋒がよく目につきます。
今回はその岩場を登りに行きましたが、なかなかの玄人好みの雰囲気でした。
縦走路の「のぞき岩」から前三尾山東壁を眺める 前三尾山山頂からの大展望が良い
前三尾山東壁は登るほどに展望が良くなりアルペン的な雰囲気が堪能できますが油断禁物の緊張感もあります
□千種 後山□
‥2013年11月‥
西大峯山とも呼ばれ古来から修験道場の聖地として現在も日本各地から多くの修験者、信者を集めます。
今回はその行場めぐりと「平成之大馬鹿門」のおごしき山へ。
すべての行場を行者のように忠実に廻るとかなりの時間がかかります
役行者開山ともいわれ兵庫県、岡山県双方にまたがり多数の行場が現存し道仙寺奥の院は現在も女人禁制です
平成之大馬鹿門 おごしき山から望む三室山と空山の平成之大馬鹿門が小さく見えます
□仙丈ヶ岳□
‥2013年10月‥
高山では秋深まるころですが夏からの高温状態が続いています。
この時期に朝夕さえ寒くない山は拍子抜けですが紅葉は進んでいました。
藪沢の紅葉 藪沢のナナカマド
藪沢カールからの甲斐駒ヶ岳
仙丈ヶ岳からの鳳凰三山と富士山、北岳を望む
□石鎚山□
‥2012年11月‥
11月の寒波来襲で霧氷を期待しての石鎚山や瓶ヶ森に行きました。
気温の変化が大きかったのですが名物のガスにまかれることもなく良い写真も撮れました。
山頂周辺では紅葉も終わり霧氷がよいアクセントとなりました
東尾根には前日の霧氷がたっぷりと残っていました 東尾根から見上げる南尖峰
南尖峰の大砲岩からは迫力の展望 霧氷におおわれた北壁と石鎚山最高峰の天狗岳
□群馬 妙義山系□
‥2012年10月‥
上信越自動車道から見上げる「高岩」の岩峰は見事ですが高速道路上ではずっと見とれているわけにもいきません。
紅葉には早めでしたが「表妙義」「裏妙義」と岩稜縦走を楽しめました。
妙義の代表的な景色として有名な「丁須の頭」ですが岩頭に立つとつい何かパフォーマンスをやりたくなります
白雲山の「大のぞき」から天狗岳の大岩壁(足元注意!) 浅間山遠望と稜線右上に「丁須の頭」が小さく見えます
白雲山の「相馬岳」から望む金洞山と星穴岳 金洞山「鷹返し」の長い鎖場を登る
金洞山「中之岳」山頂も展望抜群です 金洞山を下山中に白雲山をふりかえる
□宮崎 延岡 可愛(えの)嶽□
‥2011年10月‥
明治10年「西南の役」最後の大戦闘である「和田越の決戦」に敗れた薩軍は俵野に集結。
最後の評議を決し可愛嶽突囲戦にて活路を見いださんとした歴史の山です。
今回はその西郷さんの歴史遺産の道を体験してみました。
可愛嶽(727m)と西郷隆盛宿陣資料館 宿陣資料館人形展示 立つは桐野利秋
可愛嶽展望台より延岡市方面の絶景でごわす
可愛嶽山頂からは遠景に大崩山と鹿川越も望めます
薩軍の艱難辛苦の山岳突破路の始まりです
□剱岳□
‥2011年8月‥
暑い8月ですが晴れ間をねらっての剱岳でした。
この夏のいちばんの成果はオコジョ(子供)の写真撮影に成功したことです。
八ツ峰ノ頭越に白馬後立山連山方面 チンネや池ノ谷ガリー
仙人池ヒュッテから八ツ峰のシルエット
オコジョが可愛い 黒部水平歩道志合谷の残雪も多め
□スイス エモッソンからのハイキング□
‥2011年7月‥
スイス最大の人工湖エモッソンからのハイキングは登山者も少なく神秘的な雰囲気でした。
湖畔から深い渓谷へそして大展望の峠越えからの急下降で牧草地帯のロリア小屋へ。
エモッソンダムへはミニケーブルカーとトロッコ電車で登りました 上部のヴューエモッソン湖は神秘的な色をしています
ヴーダルゴルジュ渓谷は針峰群に挟まれた秘境です 荒涼たるテラスの峠附近には恐竜の足跡の化石があります
ロリア小屋のガトーショコラが美味かったです ロリア小屋から高度差1000mの下降前に鶏のお見送り
□トゥール・デュ・モンブラン□
‥2011年6月‥
モンブラン山群に残雪の少ない今夏は6月下旬には気温も高くなり高山植物も早めの開花でした。
それにしてもまれに見る快晴続きの山行でとくにモンブランのイタリアサイドが印象的でした。
ツアーのスタートは牧歌的なフランス側のボンノムの谷です セイニュの峠(2516m)を越えてイタリア側のベニの谷へ
ベニの谷はアルペンクローバの大群生 エリザベッタ小屋とトレ・ラ・テート(3515m)
まれに見る快晴のモンブランイタリアサイド
モンブランを眺めながらの昼食はイタリアのパスタセット フェレの谷を見下ろしながらエレナ小屋へと山旅は後半へ・・・・・
□ちくさ高原 ダルガ峰スノーシュー□
‥2011年2月‥
兵庫県北部でも近年にはめずらしい寒波と大雪で日帰りでの雪遊びにも快適性が大向上の冬期です。
ちくさ高原でのスノーシューハイキングも雪質の軽さが感激でした。
深雪もパウダーで軽々 大雪着雪で倒れる木も多いです
山頂附近です 避難小屋も半埋没
いつもの一本杉 スノーシューは下りがまた最高
□兵庫 多紀アルプス縦走□
‥2010年12月‥
丹波篠山地方の山群では初冬名物の雲海が楽しみです。
多紀アルプスは数多い岩稜が点在し関西の登山者には著名ですが、季節には容易に雲海を眼下にできる条件もそろっています。
大展望の八ヶ尾山からの雲海の眺めは秀逸です、東に多紀アルプス東端の雨石山と櫃ヶ嶽
360度の大展望の八ヶ尾山からの舞鶴若狭方面です 西には有名な小金ヶ嶽などが見えます
小金ヶ嶽から八ヶ尾山方面をふりかえる 縦走路の芸術を理解する木
□宮崎 紅葉の大崩山系でロッククライミング□
‥2010年10月~11月‥
温暖で安定した好天に恵まれた今秋の大崩山系では、毎度ながら楽しいロッククライミングとなりました。
10月、11月と2回の連続ご参加のリピーターさんも、初参加の方もたいへん楽しまれたようです。
皆様から、紅葉まっただ中の登攀もベースの「鹿川山荘」での野趣あふれるお風呂や食事やおもてなしも最高とのご感想いただきました。
紅葉を眼下に広タキスラブでロッククライミング
紅葉の雌鉾岳も楽しいところです 雌鉾岳のヘッドウォールの坊主岩は快適です
雌鉾岳のピークは何度来ても感動です 雌鉾岳ピークからの大展望
□錫杖岳 本峰東尾根南面 「チムニータワー」登攀□
‥2010年9月10日‥
9月に入ってもあいかわらずの猛暑気候ですが、好天には恵まれています。
今回は錫杖岳の烏帽子岩前衛壁を登り、烏帽子岩の「東肩ルート」の最終ピッチを垂壁部へバリエーシヨン開拓し、
以前から気になっていた、「チムニータワー」を登攀し、山頂経由での下山をワンプッシュで行おうと出かけました。
しかし、暑さと重荷で烏帽子岩と山頂はあきらめとなりました。
神戸から夜中に出かけ10日夜明け前に車中で2時間ほど仮眠、午前6時に駐車場出発、重荷にひーこら言いながら快晴の前衛壁へ。
午前8時半「左方カンテ」登攀開始、「チムニータワー」前に午前11時半到着。
穂高連峰も雲ひとつなく快晴なのですが重荷で登攀意欲が減退、討議の結果全会一致で烏帽子岩は延期となりました
目標の「チムニータワー」はよく目立ちますし落石の心配も少なそうです
取り付きからやさしいフェースをクラックへ、大きめのカムでランニングをとり右手のノープロの垂壁からまわりこんでチムニーへ
小さめのカムとRCCボルトを1本打ちビレイ (20m Ⅳ+)
チムニー出だしはスクイズ気味ですがチムニー内にはクラックも走っていてランニングはカム類で安心
抜け口の浮き石に注意し、岩頭裏にボルトを2本打ち終了 (25m Ⅴ)
毎度の事ながら目の前のボロ壁とブッシュ登りで東尾根稜線ですが、岩頭で絶景を眺めながら慎重なる討議を行いましたところ、
山頂も良いが早めの温泉とビールがより感動的ではなかろうかとの結論に達しまして、懸垂して下山とあいなりました
チムニータワーのナイフリッジ状のピーク、後方は烏帽子岩(10月登攀時)
□ヨーロッパアルプス ドロミテ山群□
‥2010年7月‥
広大なドロミテ地域では幾多の鋭峰大岩峰の山群があり、ロッククライミングやヴィア・フェラータの天国です。
もちろんお手軽なハイキングや美味なイタリヤ料理も充分楽しめました。
設備の整った清潔な山小屋に滞在し、静寂で神秘な世界に浸れました。
スイスのフルカ峠のマーモット こんなに人なつこいのは珍しいです ブレンタ山群の雄 クロゾン・ディ・ブレンタの大岩壁
タケット小屋からのカンパニーレ・バレシネーラ タケット小屋の背後に屹立するカステロ・インフェルノ
「イバノ・ディボナ」ルートの吊り橋 ロレンツィ小屋とピッツ・ポペナ
牧草地帯に映えるセラ山群 トファーナ・ディ・ローゼス南壁
□中央アルプス 木曾駒連峰□
‥2010年6月‥
春スキーも終わり夏の観光シーズンにも早すぎる6月上旬は静かな山行が楽しめます。
残雪も適当でアイゼン登降の基本練習にも最適な時期です。
払暁の南アルプスと雲海 人影のない残雪の千畳敷カール
乗越浄土への登りは快適に 極楽平からの下りが終わると緊張感もほぐれます
□乗鞍岳 山スキー□
‥2010年2月‥
暖冬が普通になった近年ですが、積雪状態の激変にも神経を使います。
快晴の乗鞍岳で快適な山スキーでしたが、雪質の安全性確認が重要です。
ツアーコースから乗鞍岳の眺め 穂高連峰を背景にアイスバーンを登高
山頂からは御嶽山も眼前に 滑り降りるのは楽しいのですがアイスバーンは苦手です
□宮崎 大崩山登山□
‥2009年12月‥
今年も暖冬傾向のようですが、12月初旬の宮崎もロッククライミングにさえ差し支えないような異例の暖かさ。
湧塚尾根から坊主尾根への日本離れした岩稜を楽しめました。
朝日の当たる坊主尾根と小積ダキ 袖ダキより下湧塚を見上げます
下湧塚の岩稜帯を登ります 稜線より中湧塚の眺め
中湧塚の核心部 上湧塚は稜線からロッククライミング
□南紀 串本ロッククライミング□
‥2009年11月‥
関西では秋風にも冬の気配を感じる頃になりますと南紀の穏やかさがうれしいものです。
黒潮の影響で内陸部の冷え込みがうそのような海岸線はまぶしいくらいの明るさです。
クライミングのあとの温泉と魚もこの地の楽しみです。
北風の影響を受けない湾内ではポカポカ陽気でクライミングもお昼寝も快適
とても快適な岩場で周りの景色に緊張感がゆるみます
変化に富んだルートは初級者から上級者まで楽しめます
□北アルプス 錫杖岳□
‥2009年10月‥
大岩壁で有名な前衛フェースを従える錫杖岳はほんとうに展望の良い山です。
晩秋まで良い条件での岩登りができますが、烏帽子岩から本峰まで継続するのは登山本来の意味での楽しさがあります。
そしてなんと言っても荒々しい本峰岩稜帯と山頂からの眺めは格別です。
錫杖岳前衛フェース 前衛フェースの登攀
烏帽子岩と本峰稜線 本峰稜線の岩稜帯
新雪の槍穂高連峰 山頂から笠ヶ岳方面
□海谷山塊 紅葉登山□
‥2009年10月‥
眼前の日本海を望む海谷山塊は、低山ながら鋭峰の大岩壁を連ねる景観と秘境の渓谷美で有名です。
今秋も紅葉時期をねらってのひと味違った玄人好みの山行ができました。
海谷の駒ヶ岳は圧倒的な南西壁が印象的です 駒ヶ岳南西壁の青年団バンドからは上部岩壁帯が見事です
紅葉が見事な駒ヶ岳コブ尾根 海谷渓谷からの高地岳北壁はすごい迫力
山峡峠からの千丈ヶ岳南西壁 海谷取入口高地からの旗振山南壁
□大峰 石ヤ塔□
‥2009年8月‥
池郷川に屹立する大岩塔はまさしく秘境の雰囲気です。
渓谷の轟音も隔絶された別世界の音楽のようです。
石ヤ塔の岩峰群 第一岩峰を見上げる
ノーマルチムニーを登ります 頂上直前で岩塔のシルエットが下に
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